戸籍謄本と抄本の違いとは?
戸籍謄本と抄本の違いとは?
戸籍謄本と抄本の違いは、「謄本」と「抄本」という言葉の意味の違いが分かると簡単に理解ができます。
「謄本」とは、「原本の通りに写す」という意味があり、これは戸籍謄本では「戸籍に入っている全員分の戸籍情報の写し」という意味、
「抄本」とは、「抜き書きする」という意味があり、戸籍抄本では「戸籍の一部の人(通常は一人分)の戸籍情報の写し」という意味になります。
簡単にまとめると、「戸籍謄本=家族全員分の情報が載っている」「戸籍抄本=自分だけの情報が載っている」と理解していただければ良いかと思います。
どちらを選べばいいの?
「戸籍謄本と抄本のどちらかを提出してください」と言われる場合、どちらを選べばいいのか分からないというケースがあります。
謄本も抄本も発行にかかる手数料は変わらないので、やはり用途を正しく理解しないと判断ができません。戸籍謄本と抄本は、それぞれ何を証明する際に使用するのでしょうか?
考え方はとても簡単です。
- 戸籍謄本:主に家族関係を証明する際などに使用します
- 例)相続手続き、婚姻届、転籍届など
- 戸籍抄本:自分の情報だけを証明する際などに使用します
- 例)パスポート申請、資格取得など
ご自身が何を証明するために提出をするのか、を確認し、どちらを請求するのかをご判断ください。